ペットを飼う人が増えている現代。
犬猫はもちろんですが、飼いやすいという理由から「メダカ」も人気があります。
そのメダカにも一般的なものから希少種、レアなものが存在しており、中には100万円~250万円の値がついたメダカもいます。
まさに高級メダカ!!
高級メダカと呼ばれる種類や人気の理由を本記事でご紹介します。
高級メダカが人気の理由
メダカは淡水魚に分類される魚の1種です。
以前までは、ヒメダカ、白メダカ、黒メダカなど、わかりやすい名称が一般的でした。
しかし、2010年以降のメダカブームにより品質改良されたメダカが急増。
いろいろな名前があり、現在は500種類以上がいると言われています。
同じメダカでも品質によって価格に大きな差があり、近年は「高級メダカ」が特に人気です。
巷では「泳ぐ宝石」とも呼ばれていますね。
メダカはもともと飼いやすい魚で、バケツとお水があれば飼育できます。
さらに繁殖もしやすく、自分自身で珍しいメダカを生み出すことがしやすいこともあり、自分だけのメダカを楽しむことができます。
他では見ないメダカを見ることが、日々の癒やしにもなっている方がたくさんいるんですね。
高級メダカと呼ばれる基準
一般的なメダカは、1匹あたり数十円から購入ができます。
しかし、高級メダカとなると、1匹数千円~数万円、もっというなれば数十万円~数百万円するものもいます。
高級メダカの基準となるのは、主に以下の特徴があげられます。
・「体色」の違い
・「透明度」の違い
・「柄」の違い
・「体型」の違い
・「目」の違い
・「ひれ」の大きさや形の違い
私たちが知っているメダカは「茶色」系が多いですよね。
実際には、白色、黒色、朱赤、オレンジなど約7種類ほどの色があります。
そこに、透明度や体型、ひれの形や目の違いなど、いろいろな条件が加わり、最大限に特徴が引き出されたものは「高級メダカ」として高値がつくようになります。
ちなみに、メダカの名前には品種名とニックネームがあります。
品種名は、日本メダカ協会のホームページにある「品種分類マニュアル」を軸としています。
多くはニックネームをベースにし、足りない部分は品種名を付け加えているので、似たような個体でも名前が違うことがあります。
高級メダカの種類まとめ
高級メダカといっても、値段は本当にピンきりです。
また、高級メダカの品種もかなり多く、いくら以上が高級メダカになる!という定義はありません。
高級メダカの中でもショップで普通に売られている人気のものもあれば、特定の場所でしか購入できない激レアもあります。
どういったメダカが高級メダカになるのか、人気があるものを厳選してご紹介しますね。
灯アルビノラメ(ゴールド系)
出典:ヤフーショッピング
秋月産の「秋月メダカ」は、ボディが黄色、ゴールド系が特徴です。
ラメ、半透明になっているので、キラキラと光って見えるのがとてもキレイ!
さらに、目はアルビノになっているので、珍しいタイプのメダカです。
体型は「だるま」種になるので、ちょっとふくよかな見た目が可愛いですね。
参考価格は、1匹約7000円前後です。
黒ラメみゆき
出典:メダカの館
光を当てると背中が光るメダカを「みゆき(幹之)」と呼びます。
みゆき系のメダカは人気があり、さらにラメ+黒個体の組み合わせはとても目を引きます。
メダカとは思えない色合いですが、みゆきとラメの組み合わせは一度目にすると病みつき間違いなし!
参考価格は、1匹あたり約10000円前後です。
3色ラメみゆき
出典:メダカの館
高級メダカの代表として有名なのが3色ラメみゆきです。
白、朱色、黒の3色が混ざり、ラメ+みゆきがのることで豪華さが増します。
錦鯉の小型のようにも見えるメダカで、同じ模様がいないのがメダカファンには嬉しい!
参考価格は、1匹あたり約5000円前後です。
プラチナみゆきロングフィン
出典:楽天市場
銀色に輝くボディとみゆきのコラボ!
ロングフィンはヒレの部分が長く、見た目はメダカとは思えないスタイルをしています。
価格はピンきりですが、20000円前後。
過去には、ヤフーオークションで35万円の値がついたこともありました。
オロチラメ(ブラックダイヤ)
出典:メダカの館
オロチラメは、真っ黒なボディにラメが輝く個体。
通称ブラックダイヤとも呼ばれています。
2018年頃に完成した品種で、かなりレア度の高いメダカでした。
ただ、オロチラメも随分増えてきたことから、徐々に市場価値は下がりつつあります。
もともとは10000円前後でしたが、最近は5000円~3000円前後で購入できるようになりました。
値は下がったものの、まだまだ高級メダカの1つともいえます。
過去には1匹100万円の値がついた高級メダカも
高級メダカでも価格に大きな差はありますが、実は過去に1匹100万円の値がついた個体もいました。
まず、2010年に「メダカの館」で販売された個体。
「琥珀透明鱗スモールアイサムライメダカ」という種類で「信長」という名前がつけられました。
出典:メダカの館
通常の琥珀メダカが半透明になり、ヒカリ体型に背びれが2つ。
最大の特徴とも言えるスモールアイが混ざった個体です。
約10年以上メダカの繁殖に携わっている方でも、この品種を目にしたのは1匹のみなんだとか・・・。
まさに激レア!
そしてもう1つ。
メダカ本舗さんにて販売されていた「天目墨黒透明鱗メダカ」という種類のメダカ。
出典:メダカ本舗
透明鱗で墨黒、スモールアイになっている希少タイプです。
1匹100万円の値がつきましたが、おまけとして少し茶色がかかった兄弟が1匹ついていましたので、実質2匹で100万円で販売されていました。
過去の最高額は250万円の悪魔メダカ
100万円の個体は当時ニュースになったこともあり有名ですが、実はさらにその上もいるんです。
2019年6月に、情報7daysニュースキャスターで報道された「250万円のメダカ」が過去最高額です。
鹿児島県にある「湧水めだか」にて販売された「悪魔メダカ」「出目悪魔」という種類。
出典:キラキラメダカ
真っ黒なボディに輝くラメが美しい個体ですね。
悪魔メダカの最大の特徴は「目の色が変わる」という点です。
動画の1分42秒あたりから、目の変わる様子が見られます。
自分の意志で変えているのは驚き・・・。
色を変えられる数が多いほど値が高くなります。
一度は実物を見てみたい超高級なメダカの代表ですね!
今後、高級メダカの種類はどんどん増えてくると思います。
250万円を超える希少種が出てくるか楽しみですね!